コインロッカーのネジ。

こなみ詔子。
弘(ひろむ)と、街で出会った、コインロッカーに捨てられていた赤ちゃんだった、ネジ。
二人が出会った人達とのエピソードが描かれてます。
ほんと、
見た目で、買ったんだけど。
なんか、心にずきっ…ときちゃいまして。

「目眩。」で。
塾に行かない子供を叱る母親に、どきっとした。

”怒っている時のお母さんは、オートリバース。
　終わっても、また最初から繰り返す。
　何度も繰り返される言葉を聴いていると、
　僕はどこにいるのか、わからなくなる。
　目が回って
　気持悪い…。”

うちの子供も、こんな風に感じてたら、どうしようか、と。
怒り始めると、あらゆるストレスが集まって、自分でも、何でこんなに罵倒するのか、わからなくなる。
　でも、後で言い過ぎたこと、後悔してるけど。
　いつもその繰り返しだけど。
　でも、この後悔がなくなる時が、恐いかも。　

”自分に合う人は、きっと決まってるんだよ。その人だけって。”
…。
そんな人に、まだ巡り会えてないような、気がするな。

”人間の体はオレンジの皮と同じ…。
　誰もその皮は食べないし、食べるのは中身で。
　皮は見た目の飾りだけ。”

その皮を見て、最初は、判断してしまうんですけど。
でも、中身を食べてみたい、と思うには、
その皮の見た目も、大事なんだけどなぁ。
でも、人を好きになるには、中身を食べないと、好きにはなれないけどね。

と、そんなこんなことを、感じつつ。

あー、”KAMUI−神巳−”も探してこよ。