■Last Order
2005年1月20日 BLCD『ここでは僕が二十一で通していますが真弘先輩が僕の後輩ということになります』
複雑な家庭環境の中で育った志方真弘は愛されることに臆病になっていた。そんな彼を愛し支えたのはひとつ年下の恋人高宮明紀。高校卒業を目前に真弘は父親に自分が生まれてきた意味を教えてくれと頼むのだった。
原作:夜月桔梗 1997/5/3
■CAST
林延年:高宮明紀 石田彰:志方真弘 沢木郁也:志方弘
小野健一:志方一弘 岡野浩介:志方善弘
中田雅之:タクシーの運転手
神奈さんじゃないんです。
まだ、林さんの頃です。
1997年です。
林(神奈)×石田なんて、珍しい組み合わせ、だなぁと。
でも、これBL?って感じが。
真弘(まひろ、と読みます。)の家庭、はちょっと複雑で。
要は、兄達と真弘の母親が違うこと。
真弘は自分が生まれてきた所為で、兄達に嫌な思いをさせてるのではないか、と思い続けている。
自分の母親のことは、名前しか知らない真弘。
父親は真弘の母親とのことを、真弘にはわかってもらえない、と簡単には話してくれない。
明紀と真弘。
恋人になる過程が全く入ってないのがちょっと残念。
CDが始まってから、石田さんのモノローグで済まされてます。
後輩、なのに真弘よりも随分大人びていて、落ち着いている明紀。
高校2年生とは思えません。
淡々と丁寧語で話すので、明紀は余り感情を表に出さない感じがしますが、真弘のことを本当に好きで、気遣い、心配して、助けてて。
いい奴ですよ、ほんと。
そのお陰で、真弘も父親から真実を聞くことが出来るのですが。
一応、明紀と真弘のBLらしい?シーンもあるのですが、そんなことよりも、真弘と父親が和解するまでの過程がメインですね。
”一生かけて、出会えるか出会えないかの、ただ一人の人”が、明紀という同性の男だったってだけで、そうじゃなければ、BLじゃなくても十分いい話だな、とか思いつつ。
最後に明紀と二人で、真弘の母親の墓参りに行くんですが、またいいシーンですね。
でも、ほんと、いい話でした。
演じてる神奈さんも、石田さんも凄くよくて。
爽やかですよ。
たまには、いいですね、こういうのも。
フリートークではなくて、役作りや自分の演じた役についての思いを、結構真面目に、話されてます。
なんか、私が聞いたFTでの石田さんは、大抵壊れてるので、落ち着いて話されてるのが新鮮で。
フリートークっていつから、CASTで和気藹々と座談会、風になったのかなぁ。
それはそれで、楽しいけど、こんな風に真面目に語られてるのも、またいいのではないかな、と。
石田さんのBLCDを辿る旅、にでも、出るかな。
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