モレア海を制する海賊プレヴェーサで参謀を務める硬質な美貌のカナーレは、視力を失った蒼玉色の瞳の奥に凄惨な過去を秘めていた。だがある日、プレヴェーサとの同盟を持ちかけようとするピサール帝国からの使者が訪れたことで、自分の過去に周囲を巻き込む危険を感じたカナーレは、8年間居続けたプレヴェーサを離れる事を決意する。だが下船した彼を待っていたのは、彼の悪夢のような過去に関わる暗殺教団からの刺客だった!! カナーレを亡き者に…!! 白刃が空を切ったその時、偶然助けに入ったのはプレヴェーサ艦隊司令官アヤースだった。長い間カナーレの傍にありながらその謎めいた存在・過去に疑問を抱き続けてきたアヤース。だがその謎は、やがてプレヴェーサにとって最悪の形で白昼の下に晒されることに―――!!
原作:水壬楓子 2004/10/20
■CAST
鈴木千尋:カナーレ 森川智之:アヤース 鳥海浩輔:ユーグ 岸尾大輔:レティ
堀江由衣:アウラ 吉野裕行:シロッコ 他
これだけでは、終わりません。
?(2枚組)がありますので、そっちも続けて聞かないと、この?だけではすっきりしないと思います。
で、かなり設定が壮大な為、キャラクターや国の名前など、ぼ〜っと聞いてると訳が解らなくなりそうなんですが。
でも!
聞き始めるとやめれなくなりました。
CDが始まってすぐの、海上での戦闘シーン。
目が見えないカナーレが、戦闘の指揮を執っているため、カナ−レに状況を教える為にすぐ側で言葉で解説してるんです。そのお陰で、どういう状況かがよく解り。
それに、大砲を撃つ音、帆が風になびく音、帆船が船体を軋ませつつ、波を切って動く音。
臨場感が凄くあって、もっと聞いていたいな、と思いつつ。
船上でのシーンでは、波の音が遠くに聞こえる為、海の上にいるんだなという心地よさを感じ。
主人公のカナーレ@鈴木千尋さん。
両目が見えないのに、戦闘の指揮を執る能力や、剣の腕も相当なもの。彼の過去、がこの物語にはかなり重要に関わっているのですが、この?では明らかにはされていません。
何かあったんだな、ということを匂わせてはいるのですが。
でもそんなカナーレも、結局は強引なアヤース@森川さんに翻弄されてしまう。
アヤースもカナーレに恋愛感情をはっきりと持っている訳ではなく、まだこの二人の関係は微妙なまま。
?ではかなりストーリーが大きく動くので、この?はまだ序章、って感じで。
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