PLEASE/宮本佳野
2005年4月15日 BL「オレのこと、好きって言ったことある?」
出会いはカラダ、気付けば半同棲の涼一と佐倉。一緒にいるほど「好き」な気持ちが溢れるけど、素直に言えないオレたち。不器用で愛しい愛が一杯のPLEASEシリーズ、描き下ろし49Pを加えて待望の単行本化
コミック ビブロス 2004/05/10
宮本さんの本には、メインのカプの他に、そのメインの登場人物に関わる、脇役サイドのお話もあり、一冊の中に、複数のストーリーが入っているのがパターンだったりするのだけど。
この本には、佐倉と涼一、のみで。
あ、あとひとつ、二人とは全く別の、高校生リュウとアメリカ人ステファンのお話もあります。
こちらは、辛い過去を持つリュウがステファンに出会うことによって、成長して行くというか。青春って感じで。
メインの佐倉×涼一。
ゲイであることを隠し、女子高の教師をしている佐倉。
佐倉が、涼一を買ったことが二人の出会い。
再び佐倉が一週間、涼一と過ごし、一応、両思いに。
佐倉の過去で喧嘩したり、佐倉がゲイであることをカミングアウトして教師を辞めたり。
そんな葛藤のあと、二人が自分の夢を実現し、自然に過ごしている姿を見てると、何だかほっとしつつも、羨ましかったり。
”好きだ”と人に言ったことがなく、素直に気持を言葉に出来ない佐倉。そんな佐倉とは対照的に、自分の気持を佐倉にぶつける涼一。
ありがちで、読んでてもどかしくもあるけど、やっぱり、切なくて、惹き込まれてしまう…
だから、BLはやめれない、のかも。
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