だという、
予備校の英語教師、
竹岡広信さん、
という方が出ていた番組を見ていた。
 
私は、「ドラゴン桜」を全く見てないので、
この竹岡先生がモデルだ、
と言われても、
ピンとこないのだけど。
 
この人、凄いと、思った。
 
最初は、ただただ、大量の単語と構文を生徒たちに、暗記させ、
その結果、男子生徒は全滅。
つまり、ひとりとして、合格しなかったらしい。
その経験から、
彼は、教え方を変えた。
人は、「好きなモノは、覚える」
のだから、生徒たちが英語を好きになって、興味を持たせればいいのだと。
確かに。
受験に合格する為に、時間を費やし覚えた知識を、
私は、全て、忘れ去っている。
それは、自分が好きで覚えようとしたことではなく、
ただ、大学に受かる為に必要な知識、だったから。
その為だけに、何年もかかって一所懸命脳に押し込んだだけ、だったのだから。

そう言えば、うちの息子は、私が全く教えずとも、
知らないうちに、カタカナを読めるようになっていた。
まさに、自分が興味を持ったから、だと思う。
周りの子供たちが読めるからと、
無理矢理教えていたことがあったのだけど、
その時は、全く、覚えてくれなかったし。

私も受検経験者。
普通高校で、所謂、進学校だった。
登校して一番最初に入る下駄箱が羅列された廊下には、
昨年の卒業生の受かった大学と合格者、の一覧が張られていて。
二年になると、志望校、を考え。
三年になると、受検の為の授業が始まり、クラスもそれによって、わけられ。
先生たちが口にするのは、県内の高校の成績を比べ、
「この学年の成績は、去年より悪い」
そして、
受験が終われば、○大には何人受かっただの、△大には何人受かっただのと、そんな結果から、
「この学年は、なかなかよかった」
なんて言う。

そんな高校にいて。
将来何になりたいとか、何がしたいとか、明確な夢も理想も何もなかった私は、自分の成績に応じて、受ける課目を選び、志望校を決めた。
そして、共通一次、今のセンター試験が終わると、その点数によって、志望校を再考。
私の選んだ二校だと滑り止めにならないと言われ、私が、それ以外の大学を全く考えていなかった為、母が口にした大学に変えられた。
結果、
自分が選んだ訳ではない、滑り止めとして受けた大学にだけ、合格。

その大学が県内だったこともあり、両親は大喜び。
特に、母親は、その大学の合格が先にわかっていたこともあって、
私が、第一志望の大学に落ちればいいのに、
とまで、言った。

私は、この母親の言葉を忘れることはできない。

あくまでも、自分の理想通りに娘が進むこと、を望んでいて、
私がしたいことを、応援してくれていたわけではないのだと、
思い知った。
そう言われて、思わず泣いてしまった私を、少しだけ哀れむような顔で母は見ていたけど、
その顔は、「泣くことないじゃない…」と言っていたよう。

案の定、そうやって行くことになった大学の授業が楽しいわけがなく。
二年、の前期でとった単位はニ単位だけ。
全く、授業に出ていなかった。
毎日大学に行っていたのは、入っていたサークルの練習をしに行く為。
結果、
不足した単位のしわ寄せが、四年になってやってきて。
就職の内定が決まっていたにも関わらず、卒業が出来なくなった…

ほんと、
振り返ると、何をしに大学に行ったのやら…

結局。
就職した先では、
そこで働くうちに得た知識を活用して、
大学で勉強したこととは全く違う仕事をしていた。
そんなもの、
かも知れないけど。
息子には、私のような行き方、をして欲しくない。
他人の意見に流されず、自分の意志をしっかりと持って欲しい。
そんな息子を、私はちゃんと応援してあげたい、と思う。
それは、
自分の経験から学んだこと、かな…

っと、
何を語っているのやら…

公務員である教師、では、
予備校の教師、である竹岡先生と同じように教えろ、
と言っても、恐らく、無理なんでしょうね…
私の息子も、いよいよ小学校ですが。
最近のお母さん方は、
平気で、先生への不平不満を、喋ります。
それも、子供がいる目の前で。
だから、子供も先生を馬鹿にすることを、言いますよ。
その光景に、私は最初驚きました。
先生の威厳、って今はないんだな〜と。
それだけ、先生が駄目になってる、のかも知れないけど。
子供の前では、禁句だと思うな…

コメント

凛

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